こちらの記事は「フリーランス Advent Calendar 2016」の12月20日の記事です。ほかにも今年のAdvent Calendar に参加しています。よろしければこちらも読んでみてください。
「自由なんで、柔軟です」
よく、フリーランスって自由でいいよねと言われることがあります。たしかに「取捨選択」の自由があります。拾いたいものだけを手にする人生というのは究極の幸せかも。
ただ実際のところは、さまざまな制約の範囲内での自由なので不自由な気も。「どこでも仕事ができる」というのは逆を返せば「どこでも仕事しないといけない」ですから(笑)。それでも、週5日決まった時間に家を出なくてもいいだけで、もしかしたら充分に自由なのでしょう。
けど、自由だらけの人生はきっとワガママな人生だ
あれも自由!これも自由!全部自由だ!
というのはとても幸せなことですが、それってワガママな気がする。なにを言ってるかわからない?僕もわかりません。
「自由」に選択しつつも「柔軟」に対応できる体制づくりと心がまえを気をつけて仕事しています。
アタマと体をできるだけ柔らかくし仕事に取り組むことがモットーのような。
ただこれは、言われたコトをなんでもするや、いいなりに働くとかそういう意味ではもちろんなく。その時そのときの環境や与えられた条件や制約の中でベストをつくすこと。そして互いに不利益のないWinWinな柔軟さがとても大切だと思っています。
と、理想は語るもまだまだ…
大切だとは思いつつも現実はまだまだ足りてないところが多く、頭もカタイし体も重い。もっともっと頑張らんとなぁと。
しかし、こういったフレキシブルさを体現しつつ大きく稼げているフリーランスこそ、本当に輝いているフリーランスなんじゃないかと思うし存在価値があるなぁと感じます。自分もフリーでやっていくかぎりはそうありたいです。
まぁ、たいていバリバリやってける人ってすぐに法人に成ってお社長としてやってたりするんですけど…
わりと働くカタチにはこだわりはない
「ひと」としての目指すべきカタチはあるけれど、自分は働くカタチ自体には絶対のこだわりはなく、そういう意味では会社員に戻ることに抵抗もないし法人なのかどうかもそれ自体はどっちでもよかったりします。当たり前ですけど目的あっての会社ですからね。
まぁ税金とか社会的信用度の面で考えると法人化しちゃったほうが色々と便利なんだけど。
フリーランスの社会的信用度って本当にサラリーマンの比にならないくらい低い。1年目のフリーランスなんてほぼフリーター扱いじゃないですか。クレジットカードも満足につくれないし(そのかわり個人事業主向けのカードとかあるんだけど)引っ越し(転居)も一苦労。
フリーのうちにやりたいこと!?
やりたいことは毎日たくさんありますが、フリーランスじゃないと出来ない事や、これがフリーとして叶えたい夢だ!みたいなのはないですがフリーランスでいる限りは、
「会いたい時に、会いたいひとに会える環境。したい時に、したいことができる環境をつくる」
仕事は全力。だけど、仕事を理由にプライベート何かを諦めるということもできるだけ減らしたいです。些細なことでいえば好きなアーティストのLIVEに行けないだとか(ほんと些細だな 笑)大きなことでいえば大切な人の死に目に会えないだとか…。(それはとても哀しいこと)
もちろん逆に絶対に「したくない」こともあってそれは、
やりたくない、やっちゃいけないこと
「自分の仕事にガッカリすること/自分の仕事でガッカリさせること」
「仕事のせいにすること」
仕事でお客様をガッカリさせるのは論外ですが、自分自身が後悔するような仕事もしたくありません。ふりかえってみて「今ならもっとこうするかも!」と思うことは、それ自体は成長の証なので悪いことではありませんが。
さきほどの「したいこと」にも通じますが、人より自由なんだったら、欲しいものは手に入れたいし失いたくない。もしかしたら、フリーランスって最も欲張りな身分なんじゃないでしょうか?
おしまい
あまり良いことばっかり書いてると古い友人から「腹黒!いいことばっか書いてんじゃねー!」とか「この偽善者め!」とかとかなじられる未来が見えたのでもうこれぐらいで(笑)もうすぐフリーランス1年目が終わります。来年はもっともっとギアあげて突っ走っていきたいです!